イベント・お知らせ

信長攻路 ~桶狭間の戦い 人生大逆転街道~に関するお知らせやイベント情報をお届けします。

桶狭間の戦い 再現劇イベントをレポート!

「再現!桶狭間の戦い」イベントが行われました。
今年で4回目となるこの再現劇は、45000人ともいわれる今川義元軍を、わずか2000人の織田信長軍が打ち破ったとされる「桶狭間の戦い」を史実に基づき再現しています。織田信長一行は、午前4時に清洲城を出陣し、午前8時に熱田神宮にて戦勝祈願を行ったあと、午後0時に決戦の地・桶狭間に到着するというものです。

AM4:00 第一部「清洲城の出陣」


会場は、清須会議が行われたといわれる清洲城。午前3時すぎには、すでに行列が! 真っ暗な中、続々とカメラを片手にお集まりいただきましたお客様、朝早くからありがとうございました。
まずは、河村たかし名古屋市長が武将姿で登場! 今年はあいにくの雨でしたが、史実上では当日雨だったということで、天気も再現された!と気分を盛り上げて、第一部が始まりました。
総合演出は日本舞踊・西川流四世家元の西川千雅さんが担当されました。 語りは、名古屋を中心に活躍されている亀崎屋・間瀬礼章さん。間潮礼章さんの力強い声に合わせて、ついに清洲城から信長たちが登場!
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 第一部は、清洲城にいる信長と家臣たちが、駿河国の守護大名・今川義元からの丸根砦と鷲津砦攻撃の知らせに飛び起きた場面から始まります。 出陣の準備を進める中、信長の妻である濃姫の登場や、「人間五十年下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり」の一説で有名な幸若舞「敦盛」を舞うシーンなど、ドキドキする素敵な場面が盛りだくさんの第一部。 身支度が整った信長たちは、勝利祈願のために熱田神宮へ向かい、再現劇は第二部へ続きます。 
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 第一部の終演後は、大手橋から清洲城をバックにした撮影会。清洲城から出陣する馬上の信長を、多くの方々に撮影していただきました!
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 その他にも、天守閣特別観覧(入場は有料)や、「腹が減っては戦はできぬ!」と朝ごはんをお召し上がりいただける「戦国朝めし広場」も多くのお客様にご利用いただきました。 朝めし広場には、三台のキッチンカーが出店!串カツや信長ポークカレー、知多伝承の唐揚げ、さらに信長が出立の時に食べた湯漬けをイメージしたような、数量限定の卵かけご飯もありました。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子

AM8:00 第二部「熱田神宮の戦勝祈願」


午前8時、熱田神宮にて第二部が始まります。 雨足が強くなっていきましたが、無事に再現劇を行うことができました。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 普段は神も仏も信じないと言われる信長も、家臣たちの心を一つにするために武将たちと熱田の大神に戦勝祈願を行います。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 この時、神殿の奥から鎧の触れ合う音が聞こえ、白鷺が飛び立ち、信長が投げた賽銭が全て表を向いたなどの吉兆が現れたと言い伝えられています。 神の力をも利用して、信長が家臣の心を奮い立たせ、見事にまとめ上げていく様子がよくわかる一幕です。 そして、今川義元との決戦の地となる桶狭間へ進軍を開始します。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 熱田神宮には、信長ゆかりのスポットが残されています。 その一つが、今回の会場となった熱田神宮・神楽殿の周りを囲む「信長塀」。この塀は、桶狭間の戦いの戦勝祈願が叶った御礼として、信長が奉納したと言われています。 当時は、400メートルもあったと言われていますが、現在残っているのは120メートルほど。しかし、この塀は日本三大土塀の一つに数えられているとても立派な塀です。(日本三大土塀は、他に兵庫県西宮神社の大練塀、京都府の三十三間堂の太閣塀があります。)積み上げられた瓦が素敵な模様となっています。 桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 このような、信長と熱田に関する小話を、あつた宮宿会さんと講談師の旭堂鱗林さんが紙芝居をつかって、解説していただきました。 この紙芝居は、毎月一日に行われる「熱田朔日市」でも紹介されているそうで、この織田信長のお話以外にもいくつかあるそうです。 ご興味のある方はぜひ次の朔日市へ!
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子

PM12:00 第三部「決戦」


ラスト、第三部「決戦」は、桶狭間古戦場公園から始まります。 この公園は、今回巡ってきた清洲城など合戦当時の地形、城、砦などをジオラマで表現しています。 公園内にある7つのジオラマの近くでは、アプリを使うとARで解説動画が見れるようになっています。もしご興味のある方は、こちらをご覧ください!
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 古戦場公園から信長たち武将を先頭に、集まった武士たち(公募で選ばれた一般の方々)と決戦の場となる桶狭間神明社へ、一列に進軍を始めます。 到着した神明社には、白幕が張られ舞台の準備がされていました。 決戦が始まる午後1時まで、みんなでソワソワとしながら待機します。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 午後1時になりまず登場したのは、おけはざま山に陣を敷いて休息中の敵方・今川義元。その陣には、幼少時に信長と交流があったといわれる松平元康(徳川家康)もいました。 二つの砦を首尾よく落とした今川義元は、すこし余裕のある様子で次の策を練っています。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 そこから場面が変わり、森の中から現れたのは織田信長。 「今川の軍が桶狭間に有り」との報告を受けて、決着をつけるため家臣たちと共に動き出します。 この時、天候が崩れ豪雨となり、信長の進軍を今川方から隠したと言われていますが、実際に弱まっていた雨が劇の語りに合わせて大雨に! 自然の演出にも後押しされて、そこから一気に戦闘シーンへ!織田軍と今川軍が激突します。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 雨が降る中、広い舞台で駆け回る武将たち。勢いのある立ち回りが始まります。 武士たちの刀槍をふるう乱戦の合間には、織田信長や今川義元など武将たちの見事な立ち回りがあり、まったく目が離せない第三部。 その中、ついに信長の家臣・毛利良勝が今川義元を討ち取ります。 
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 総勢45000人の今川軍相手に、わずか2000人で勝利を納めた織田信長軍。 信長の声に合わせ、勝どきをあげる武将たち。「桶狭間の戦い」に勝利した信長は、この戦いを起点に天下布武への躍進が始まったと言われています。 まさに歴史の転換点!
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子4時から始まった、この再現劇。 天候もあいまって、まさに歴史の再現となりました。 バスツアーなども合わせて、朝からずっと同行されていたお客様も何人もお見かけしました。 史実に合わせて1日を過ごす、というのはなかなかできない体験です。劇を見ながら、信長たち歴史上の人物がとても身近に感じられる1日となったのではないでしょうか。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子 また、再現劇には武将姿の河村たかし名古屋市長に1日ご参加いただきました。それぞれの開演前に挨拶をしていただき、とても盛り上がりました。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子

同時開催:古戦場まつり



桶狭間古戦場公園の近くでは、同時開催で「桶狭間古戦場まつり」が開催されました。 10時から始まり、様々なステージプログラムが組まれる中、ご当地キャラたちも勢ぞろいするなど、地元の方も集まり賑わいました。
桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子

再現劇を終えて


雨の中、早朝から多くの方が観覧にお越しいただき、ありがとうございました! 歴史の1ページに触れていただき、お楽しみいただけたかと思います。またの開催をお楽しみに! 桶狭間の戦い 再現劇イベントの様子

06月11日

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