2019年8月3日～4日の2日間で、名古屋大須商店街にて「第69回　大須夏まつり」が開催されました。

大須商店街は、信長の父である信秀の墓所でもある「万松寺」や、信長が寺領五百石を寄進したとされる「大須観音」など、信長攻路ととても縁の深い場所です。

そんな大須商店街では、毎年地域の人たちを中心に「大須夏まつり」が開催されています。今年で69回目となるこのお祭は、土日の2日間をかけて様々なイベントで盛り上がりました。

3日（土）には、商店街をセクシーなサンバの衣装で練り歩く「サンバパレード」や伝統芸能でもある「大須太鼓」などを見ることができます。大須町人特別企画の「お化けdeパレード」では、手作りのお化け神輿を担ぎ、実際にお化けに扮した人々が、1日目の夜を盛り上げました。



最終日の4日（日）には、世界コスプレサミットに参加したコスプレイヤーたちのパレードをはじめ、地元アーティストたちのステージライブなど前日に引き続き、商店街の各地で様々なイベントが開催されました。
特に、お祭のラストを飾る「手筒花火」には、会場の大須観音に入りきれないほどの人が集まり、大須の夏を飾りました。

この手筒花火は、愛知県が発祥とされ、その名の通り人が手で花火筒を持ちます。私たちが普段見るような、手持ち花火や打ち上げ花火とはまた違う、迫力満点、魅力満点の花火です！

しかも大須夏まつりでは、手筒花火だけでなく、大須太鼓保存会「須鼓路」との競演で楽しむことができます。
太鼓の音に合わせて花火があがるたびに、観客からの歓声と拍手が響きわたり、会場はとても盛り上がりました。





お祭の会場の一つでもある、「万松寺」では夏祭りのイベントのほかにも、七夕イベントが開催されていました。
このイベントは「七夕祈祷会」として旧暦の七夕にあわせて行われ、今年は7月1日～8月7日までの期間に短冊を奉納したものを、最終日の7日5時から本堂で願いが叶うように祈祷をします。
今年もたくさんの願いの込められた短冊が集まりました。



サンバ、コスプレ、和太鼓、手筒花火...と現代と伝統が混ざり合った大須らしい「大須夏まつり」、お楽しみいただけましたか？
参加できた方も、参加できなかった方も、また来年の開催をお楽しみに！

大須では、これからも様々なイベントが盛りだくさんです。ぜひ、信長攻路としても重要なスポットが集まる大須へ足を運んでみてください！